自主防災会の取り組みとして、新座市が主催する「軽可搬動力ポンプ取扱訓練」に参加してまいりました。
場所は新座消防署です。
まずは講堂に入り座学から。新座市の防災への取り組み、今回訓練する「軽可搬動力ポンプ」の概要について学びます。
市内の全町内会・自主防災会から代表が集まっています。
座学を終えると、さっそく外に出て実技訓練を受講します。
40人ほどの参加者を小班に分け、放水訓練、ポンプ操作、ホース展開などの科目をローテーション形式で学びます。
それぞれの科目は少人数になるので、参加者みんなが実際に体験できるように工夫されています。ボケッとしているヒマはありません。
ポンプを操作する人に、大きな声とジェスチャーで放水開始を伝えます。
「放水、はじめッ!」
放水訓練のあと、我々が所属した班はホース展開の訓練科目に移動します。
ホースをポーン!と展開した後、ちゃんとお片付けの仕方も学ぶのです。
消防団の皆さんがキビキビと、でも丁寧に指導してくれました。
とはいえ炎天下の中ですし、なかなかにキツい訓練です。
次に軽可搬動力ポンプの操作訓練のブースへ。
赤い台車の中に乗っているのがポンプ本体です。
阪神淡路大震災の教訓をもとに新座市では各自主防災会へのポンプ配備を進め、その数60機あまり。周辺自治体と比べても、かなり充実しているとのことです。
でも、使えなきゃ意味がないですからね。
座学で学んだ手順を思い出しながら操作します。
機械の構造は非常にシンプルで、決して難しいものではありませんが、大事なのは手順を一つずつ、丁寧に、安全を確認しながら確実にこなしていくことです。
作業しながら緊張が走ります。
厳しい訓練を終え、代表に修了証を授与して今回の訓練を終わります。
お疲れさまでした!
軽可搬ポンプは、通常の火事などではなく、大震災クラスの災害時に使用することを想定したものです。
本当にイザという時、ちゃんとできるかは正直微妙ではありますが、それでもこういうものがあると知っていると知っていないのとでは、全然違うのです。
自分たちの街は自分たちで守りましょう。